ヒカルの碁を見たら無性に囲碁を覚えたくなった

ヒカルの碁を見たら無性に囲碁を覚えたくなった

私は、税理士会の将棋同好会に所属し日々活動しているのですが、将棋同好会には囲碁を打つ方もいらっしゃいます。

先日、将棋同好会の活動があり、私は将棋を指していたのですが、となりでは囲碁の対局が行われていました。

碁石を打つ音が部屋中に響き渡り、勝負が白熱しているのが伝わってきます。しかし、私は囲碁のルールがわからないため、盤面をのぞき込んでも勝負の行方はさっぱりわかりません。

 

将棋と囲碁は比較されることが多いですが、ゲームの内容は結構違います。将棋は王様を詰ますゲーム、囲碁は陣取りゲームです。

陣地の広さを競うというのが、なんとも霞がかっているように感じます。囲碁の方が抽象的です。囲碁は対局が終わっても、ぱっと見ではどちらが勝ったのかわかりません。初心者には形成判断が非常に難しいです。

勝負の熱気が伝わってくる分、内容がわからないのは非常にもやもやします。

囲碁の面白さを知らないままでいるのは、もったいないような気がしてきました。

 

囲碁は7世紀ごろに日本に伝わったそうです。清少納言や紫式部も囲碁を嗜んでいたとされています。

そんな昔からあるゲームが、淘汰されずに現代まで残っているのは、囲碁が面白いからに他なりません。いくら文化的に意味があるものだとしても、つまらなかったらとうの昔に廃れています。

 

子どものころたまたま将棋を先に覚えたので、将棋が趣味になりましたが、もし囲碁を先に覚えていたら、囲碁が趣味になっていたかもしれません。

食わず嫌いはいけません。将棋には将棋のよさ、囲碁には囲碁のよさがあるはずです。囲碁を覚えることで、人生が豊かになるかもしれません。

 

私は、囲碁については、将棋よりも盤面が広いことくらいしかしらないド素人です。まずは、囲碁とはどういうものなのか知るところから始める必要があります。

いきなり囲碁の入門書を読むのは心理的にハードルが高いので、まずはアニメで勉強することにしました。囲碁を題材にしているマンガに「ヒカルの碁」があります。ヒカルの碁が人気マンガということは以前から知っていましたが、読んだことはありませんでした。アニメ化もされており、囲碁を知る最初のステップには最適です。

 

正直そこまで期待していなかったのですが、ヒカルの碁はめちゃくちゃ面白かったです。見だしたら止まらなくなり、ノンストップで最後まで見てしまいました。

確定申告期間中に見ていたら、寝不足で大変なことになっていたでしょう。

 

ヒカルの碁は、登場人物の心理描写が秀逸です。ヒカルが成長していく姿に引き込まれていきます。

囲碁に関する難しい内容は出てこないので、囲碁のルールを知らなくても、楽しめます。囲碁がわからなくても、勝負の駆け引きの面白さに魅了されます。

前向きな内容なので、落ち込んでいるときに見るのも効果的かもしれません。

 

アニメを見ても囲碁の実力は上がりませんが、モチベーションは確実に上がります。ヒカルの碁の影響で、囲碁を始めたという人も多数いることでしょう。ヒカルの碁の囲碁界への貢献度は計り知れないです。

やはり頭脳戦は面白いです。子どものころにヒカルの碁を見ていたら、囲碁にはまっていたかもしれません。

 

囲碁でいいなと思ったのは、世界中にプレイヤーがいるところです。韓国や中国では、非常に盛んです。国際棋戦も行われています。

囲碁を通して国際交流ができるのは魅力的です。

将棋で惜しいなと思うのが、海外のプレイヤーが圧倒的に少ないことです。将棋も世界中で指されていますが、将棋の駒が漢字なのがネックになっているのか、海外ではそれほど普及していません。将棋の面白さはピカイチなので、本当に惜しいです。

 

ヒカルの碁を見たら、無性に囲碁を覚えたくなりました。勝負の駆け引きの面白さが伝わってくるので、自分も囲碁を指してみたくなります。

ヒカルの碁を読んだことがない人は、ぜひ読んでみてください。

マンガ自体が面白いので、囲碁に興味がない人にもおすすめできます。