祝・神戸大学卓球部1部リーグ昇格!君たちは国立大学卓球部の星だ!

祝・神戸大学卓球部1部リーグ昇格!君たちは国立大学卓球部の星だ!

令和元年早々とんでもないニュースが飛び込んできました。

なんと我が母校である神戸大学体育会卓球部が、2019年度春季関西学生卓球リーグ戦で1部昇格を決めたとのことです。

これは本当にやばいです。

すご杉内です。

関西学生卓球リーグ戦

大学卓球界には、春と秋に行われる大学対抗のリーグ戦というものがあります。

神戸大学は、関西学生卓球連盟に所属しているため、関西学連に所属している大学同士でリーグ戦を行っています。

リーグ戦は1部から4部まであり、上部リーグの下位と下部リーグの上位が入れ替わっていく仕組みになっています。

サッカーのJリーグみたいな感じです。

 

リーグ戦での順位は、大学卓球部の威信にかかわるので、各校命がけでリーグ戦に臨んでいます。

リーグ戦で負けるようなことがあれば、OBから袋叩きの刑に処されます。

負けることなど許されないのです。

リーグ戦をご覧になったことがない方は、ぜひ一度足を運んでみてほしいです。

母校の誇りをかけて戦う選手の姿に心を打たれることでしょう。

国立大学が1部にいるのは異常事態

私が現役だった10年前は、国立大学といえば、関西学生リーグ戦で3部が定位置でした。

3部ときくと弱そうなイメージを受けるかもしれませんが、決してそんなことはありません。

私が現役だった頃の神戸大学は3部リーグでしたが、全国公(国公立大学だけの全国大会)では、団体戦でベスト4でした。

国公立大学の中ではトップクラスの強さだったのです。

 

それだけ大学卓球界では、私立大学が強いということです。

1部や2部の上位校の選手は、ほとんどスポーツ推薦で大学に進学しています。

インターハイに出ている人がわんさかいます。

卓球をするために大学に来ているような人たちです。

 

国公立大学でレギュラーになる人は、高校時代に県大会でベスト8~32くらいのレベルだった人たちが多いです。

なかにはインターハイに出場したことがある人もいますが、極めて稀です。

このような人たちが、私立の強豪校の人たちに勝つためには並大抵の努力では無理です。

なんせ入学した時点では、天と地ほどの実力差がありますからね。

国公立大学の選手が勝つためには練習するしかありません。

一に練習、二に練習。

本業の学業なんて知ったこっちゃありません。

授業に出る暇があれば、サーブ練習をしないといけないのです。

レポートを書く暇があれば、相手チームの分析をしないといけないのです。

 

3部リーグといえども、こういう頭のネジが外れた連中がゴロゴロいます。

そもそも大学の体育会卓球部に所属している人は、ガチ勢しかいませんからね。

大学の試合で勝ち上がるのがいかに難しいことか、わかっていただけるのではないかと思います。

祝・神戸大学卓球部1部リーグ昇格!

2部リーグ結果

そんな中、神戸大学卓球部は2019年度春季関西学生卓球リーグ戦で1部昇格を決めたのです。

2部にいること自体すごいことなのに、2部で全勝して1部昇格を決めてしまいました。

本当におめでとうございます!

 

2部のリーグ戦は、6シングル1ダブルスの計7試合で勝敗を決めます。

最低でも6人の選手が出場することになります。

一人や二人強い選手がいても団体戦では勝てません。

団体戦はチームの総合力が問われます。

 

国公立大学で6人強い選手をそろえるのは至難の業です。

基本的に国公立大学にはスポーツ推薦はないので、強い選手をスカウトしてくることはできません。

今いる部員の実力を伸ばしていくしかないのです。

強くなるためにはどうしたらよいのか必死に考え、絞り出し、工夫していったことでしょう。

一部リーグ昇格に至るまでの日々の積み重ねは、何事にも代えがたい財産になるのではないかと思います。

 

近年の神戸大学卓球部の環境がどうなっているのかよくわからないので、ぜひ関係者の方にお話を伺いたいです。

強くなるためにどのような取り組みを行ったのか気になりますね。

 

それにしても1部リーグ昇格というのは凄まじいですね。

国立大学が1部なのは本当にすごいことです。

1部昇格を成し遂げたノウハウは、未来の世代にも引き継いでもらい、常勝神戸大学卓球部を築いていってほしいです。

後輩たちのたくましい姿に一OBとして大変嬉しく思っています。

君たちは国立大学卓球部の星だ!