伝説のアイドル松浦亜弥

松浦亜弥。通称あやや。

2000年代前半に活躍したアイドルです。

私は21世紀で最も実力のあったアイドルだと考えています。

松浦さんは、ルックスや歌唱力といったアイドルの基礎能力はもちろん高かったのですが、それ以上に自己プロデュース力が驚異的だったのです。

今回は、松浦亜弥さんの伝説たるゆえんに迫ります。

松浦亜弥ヒストリー

松浦亜弥

1986年6月25日兵庫県姫路市生まれ

元ハロー!プロジェクト所属

松浦さんは、2001年に『ドッキドキ!LOVEメール』でメジャーデビューしています。

デビュー時はなんと14歳。

14歳とは思えない堂々とした立ち振る舞いです。


2000年代前半といえば、モーニング娘。の黄金期です。

安倍なつみさん、後藤真希さんといったレジェンドが在籍していました。

その全盛期のモーニング娘。と双璧をなしていたのが松浦さんです。

松浦さんのすごいところはソロアイドルだったことです。

1人でモーニング娘。とタメを張っていました。

 

松浦さんはデビュー当初から注目され上々の滑り出しでしたが、3rdシングル『LOVE涙色』で一気にブレークします。


私にとってもこの曲はとても印象に残っています。

私は大学で体育会卓球部に所属していましたが、体育会というのは何かと厳しい組織です。

新入部員にも容赦ありません。

いきなり新歓コンパで一発芸を要求されます。

今でも『LOVE涙色』をノリノリで踊ったのを覚えています。

 

5thシングル『♡桃色片想い♡』でアイドルとしての不動の地位を確立します。

はしのえみさんや前田健さんにモノマネされ、社会現象にまでなります。

エフティ資生堂「ティセラ」のCMにも起用されています。

はじめてTVで見たときの衝撃は今でも忘れられません。

この時点で中学3年生です。


 

6thシングル『Yeah!めっちゃホリディ』

私はこの頃の松浦さんが一番好きです。

まさに絶頂期。勢いを感じます。

振り付けが特徴的で、サビの「ズバッと」は有名です。

うたばんで石橋貴明さんにいじられていました。


 

9thシングル『ねーえ?』

この曲はCMで有名です。

『♡桃色片想い♡』に続きエフティ資生堂「ティセラ」のCMに起用されています。


ハロヲタに「松浦亜弥はこのCMを作るために誕生した」とまで言わしめた傑作です。

松浦亜弥さんの集大成といっても過言ではありません。

奇跡のかわいさです。間違いなくシャンプーは売れたでしょう。

 

このあたりまでが絶頂期です。

松浦さんがトップアイドルとして君臨していたのは2001年から2004年頃までです。

絶頂期は意外にも3年くらいとそう長くありません。

アイドル界で生き残っていくことの厳しさを感じずにはいられません。

記録よりも記憶に残るタイプかもしれません。

松浦亜弥伝説のライブ「Yeah!めっちゃライブ」

2002年に行われた全国ツアー「Yeah!めっちゃライブ」。

15年以上経過した今日においても、ハロヲタ界隈では伝説のライブとして語り継がれています。

松浦さんの全盛期の様子を知ることができる、貴重なライブ映像となっています。

私はこのDVDを所有しており、たまに見返してはひとりニヤニヤしているのですが、毎回映像を見るたびにライブのクオリティの高さに驚かされます。

10代とは思えない堂々とした佇まいに、恐怖すら感じます。

松浦さんのことを良く知らない人でも、このDVDを見れば松浦さんが只者ではないということが良く分かるでしょう。

一見の価値ありです。

松浦亜弥のすごさ

先ほども述べたとおり、松浦さんのすごいところはソロアイドルだったということです。

自己プロデュース力が抜きん出ていました。

ただかわいいだけのアイドルとは、次元が全く違うのです。

 

ナルシストというのでしょうか。世界観がすごかったです。

「アイドル松浦亜弥」を完全に演じきっていました。

キャラを貫くブレない姿勢。驚異を覚えます。

これほど強烈な個性を発揮したアイドルはそうそういません。

 

2018年現在、多くのアイドルが活躍していますが、基本的にはグループ単位です。

坂道グループ(乃木坂46、欅坂46)やAKBグループの中には、単独で存在感のある方もいらっしゃいますが、やはりグループの看板の存在が大きい印象を受けます。

グループを卒業して1人で活躍している方はそう多くないです。

 

芸能界で活躍していくためには、強烈な個性が必要になると思います。

そういう意味では、松浦さんは完璧に自己プロデュースが成功していました。

松浦亜弥というポジションを確立していました。

プロ意識を感じずにはいられません。

「あやや」という愛称がお茶の間に定着していたことからも、松浦さんがいかに知名度が高く、売れていたかが分かります。

 

全盛期の年齢は10代後半。恐ろしいです。

今後のアイドル界

現在のアイドル界の主流はグループなので、しばらくは松浦さんを超えるソロアイドルの出現はなさそうです。

しかし、技術革新が著しい今日、アイドル界でもいつなんどき革命が起こるか分かりません。

果たして、松浦さんを超えるソロアイドルはでてくるのでしょうか。

今後のアイドル界に注目です。