普段は将棋倶楽部24で将棋を指すことが多いのですが、ひょんなことからリアルの将棋大会に出ることになりました。
私は東京税理士会というところに所属しているのですが、東京税理士会で将棋大会があり出場することになったのでした。
リアルの将棋大会に出るのは実に10年ぶりです。
子どもの頃はちょくちょく大会に出ていたのですが、最近はネット将棋しか指していませんでした。
実際に大会に出て将棋を指してみると、普段やっているネット将棋とは随分違うなと感じました。
10年ぶりに将棋大会に出て思ったことを書いていきたいと思います。
リアル対局は本気度が違う
リアル対局の本気度はけた違いです。
ネット将棋でも基本的には真剣に指していますが、リアル対局に比べると本気度は下がってしまいます。
ネット将棋は早指しがメインですし、簡単に対局ができてしまうので、1局に対するありがたみがどうしても欠けてしまいます。
1日に何局も指しているとだんだん読みが荒くなってきます。
一方、将棋大会の対局では一戦一戦重みがあります。
今回は持ち時間が25分で秒読みが30秒というルールでした。
将棋倶楽部24では持ち時間が15分の対局もできますが、今回はそれ以上の持ち時間でした。
25分もあれば相手が時間に追われて悪手を指すことは期待できないので、純粋な実力勝負になります。
私も絶対にポカだけはするものかと普段の3倍くらい慎重に指しました。
これだけ真剣に将棋を指すと、1局指すだけで結構へろへろになります。
リアル対局はガチの勝負を楽しめます。
リアル対局ならではの駆け引き
駒を打つ手つき、考えているときの仕草など、将棋の内容以外での駆け引きがあるのがリアル対局の味わい深いところです。
対局中にぼやきまくる人がいたり、ため息をつく人がいたり、全く表情が変わらない人がいたり、皆それぞれ特徴があって面白いです。
盤面以外でも形勢判断できたりします。
そういえば、子どものころ通っていた将棋センターにも、いろんなおっさんがいたなあと懐かしい気持ちになりました。
人とのつながり
人と将棋を指す醍醐味は、人とのつながりを持てることです。
ネット将棋だと対局が終わればそれっきりで感想戦をすることはほぼありません。
一期一会です。どこの誰なのかもわかりませんしね。
リアル対局であれば対局が終われば感想戦をしますし、空き時間で話をすることもできます。
将棋という共通の話題があるので、仲良くなりやすいです。
将棋友達を作る絶好のチャンスです。
貴重な時間を使って将棋大会に出るのであれば、将棋を指して終わりではちょっともったいないような気がします。
将棋を指している人にそんな変な人はいないので、気軽に話しかけてみてはいかがでしょうか。
普段接点のない人や世代の違う人と知り合うことができるのは、将棋の魅力の一つだと思います。
将棋大会に出てみるのも面白いよ
最近は将棋ウォーズのようなアプリで簡単に対局できるので、たまに将棋を指しているという人も増えてきているのではないかと思います。
今まで将棋大会に出たことがない人は、試しに一度将棋大会に出てみるのも面白いかなと思います。
大会では棋力に応じてクラス分けしてくれるので、将棋が強くなくても何の問題もありません。
ネット将棋とリアル対局ではだいぶ雰囲気が違います。
盤に向き合って将棋を指すのは面白いですよ。
対局時計を使って将棋を指すと高揚感もありますし。
大会に出てみると将棋に対するモチベーションが上がるかもしれません。