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税理士試験・簿記論の解法テクニックを紹介。早く正確に解くコツを教えます

税理士試験・簿記論の解法テクニックを紹介。早く正確に解くコツを教えます

税理士試験の簿記論は、解法テクニックがかなり有効に使える試験です。解き方のコツを知っていると、早く正確に問題を解くことができます。

簿記論を解くコツは、ずばり図やT字勘定、線表を駆使して解くことです。

実際に私が、簿記論の試験を解くときに使っていたテクニックをご紹介します。

問題文の条件を図に落とし込む

簿記論の試験は、パズルゲームみたいなものです。虫食い算のように、分かっている数字やヒントを手掛かりに、答えを探し当てていく問題が多数出題されます。

簿記論の試験は問題文を読んでいるだけでは、何を答えたらよいのか頭に入ってきません。問題文を見てうんうん唸っているだけではダメです。

簿記論を解いていくコツは、情報を図に落とし込んでいくことです。問題文から読み取れる情報を図に落とし込んで、何が分からないのかを目で見てはっきり分かる形にすることが大切です。

いろいろなパターンがありますが、一番基本的なのは商品ボックスです。下記のような図になります。

商品ボックスは、損益計算書の売上原価や貸借対照表の商品残高を一瞬で求めることができる非常に便利な図です。簿記の勉強をしている人にはおなじみの図ではないでしょうか。

商品ボックスは、期首商品、当期商品仕入高、売上原価、期末商品の4つの項目で構成されています。通常、簿記論の試験では4つの情報が全て与えられることはありません。いずれかの情報が伏せられた状態で出題されます。4つの内3つの情報があれば、貸借差額によって分からなかった情報も導き出すことができます。

上図では当期商品仕入高の情報がありません。しかし貸借差額で当期商品仕入高の金額を求めることができます。

100 + ?= 1,050 + 50 ?= 1,000

図に落とし込むという作業について、少しはイメージできたでしょうか?この例は簡単な問題でしたが、複雑な問題であったとしても考え方は同じです。

図を書いて解くテクニックは、いろいろな問題に使うことができます。社債、リース、特殊商品売買といった問題では特に効果的です。図を書いて解くと早く正確に問題を解くことができるようになります。

具体的な図の書き方については割愛しますが、資格学校のテキストに載っていますし、先生に聞いても教えてくれます。

簿記論に合格するためには、図を書く解き方をマスターしないと厳しいので、しっかりマスターするようにしましょう。

T字勘定で集計する

簿記論に合格するためには、総合問題を攻略しなくてはいけません。

総合問題でミスをしやすいのが「集計」です。簿記論の総合問題は、問題文が10ページを超える程の分量があるため、正確に集計をしないと正しい答えを出すことはできません。

簿記の実力がある人とない人では、集計の精度に大きな差が出ます。正確に集計するには技術が要るのです。

ではどのように集計すれば正確に集計することができるのでしょうか?

答えはT字勘定で集計することです。

基本的には、簿記論では仕訳を切る代わりにT字勘定にメモしていきます。

一つ一つ仕訳を切っていくと時間がかかりますし、仕訳の数が多くなってくると集計ミスをするリスクが高くなります。仕訳をもとに集計するとどうしても拾い漏れが出やすくなります。

T字勘定のイメージは下記になります。

ややこしい仕訳であれば、きちんと仕訳を切って確認した方が良いですが、単純な処理は仕訳を切る必要はありません。T字勘定で集計すればOKです。

T字勘定で集計する方法は慣れるまでは、ミスが多くなるかもしれません。普段の答練等でしっかり練習してマスターしておくことが必要です。

T字勘定のテクニックについては「簿記の必須テクニック「T字勘定」をマスターして勘定分析を得点源にしよう」を参考にしてください。

線表を書いて解く

時系列で整理しないといけない場合は、線表を書いて解くのがコツです。

例えば、外貨建取引や為替予約、資産除去債務等です。

線表を書いて解くと時間がかかるのではないかと思う人がいるかもしれませんが、そんなことはありません。絶対に線表を書いて解いた方が早く解けます。しかも間違いが減ります。

線表の一例としては下記のような感じです。実際に簿記論の本試験で書いた線表です。

きれいに書く必要はありません。あくまでメモなんで必要最小限の情報があれば大丈夫です。

仕訳は略字を使う

自分用にメモをするときは、正しい勘定科目でメモをする必要はありません。自分だけに分かれば問題ありません。

仕訳を書く時間を短縮するために、略字を使いましょう。私は下記のような略字を使っていました。

勘定科目 略字
売掛金 売〆
資本金
資本準備金 しじゅ
その他有価証券評価差額金 そのさ
減価償却費 減ヒ
減価償却累計額 減るい

略字は毎回統一しておかないとミスのもとなので、そこだけ注意しましょう。いろいろ工夫してみてください。

まとめ

簿記論を解くコツは、図やT字勘定、線表を駆使して解くことです。普段問題演習をするときに、どうやって下書きを書いたらミスなく効率的に解くことができるか研究しておかないといけません。

下書きの書き方が固まっていると、問題を見た瞬間に勝手に手が動いていくようになります。スポーツと同じでフォームが固まると安定して得点が取れるようになります。