【会計人コース2020年6月号寄稿】合格ラインを確保する「解く問」「捨て問」の見極め方

【会計人コース2020年6月号寄稿】合格ラインを確保する「解く問」「捨て問」の見極め方

この度、中央経済社さん発行の「会計人コース2020年6月号」に税理士試験関連の記事を寄稿させていただきました。

「今からできる!得点力アップ作成」という特集の中で、問題を見極めるテクニックついて書かせていただきました。

4ページにわたる自信作となっていますので、ぜひチェックしてみてください!

合格ラインを確保する「解く問」「捨て問」の見極め方

合格ラインを確保する「解く問」「捨て問」の見極め方

私は受験生だった頃、簿記論が苦手でした。

なぜ苦手意識を持っていたのか今振り返ってみると、難しい問題も解けないと税理士試験には合格できないと思い込んでいたように思います。

完璧主義に陥ってしまっていたため、問題を捨てることができませんでした。

でもあるとき、税理士試験は基本問題だけ解ければ合格できることに気づき、心が軽くなりました。

問題を捨てることの重要性に気付いてからは、簿記論に対する苦手意識はなくなりました。

難しい問題なんて、相手にしなかったらいいだけだったんですね。

私はこのことに気付くまでに3年かかってしまいましたが、受験生の皆様には同じ過ちはしてほしくないと思っています。

今回の記事では、「解く問」「捨て問」の見極め方について書かせていただきました。

簿記論の受験生を想定して書いていますが、税理士試験全般に使える考え方だと思っています。

独学している方だと気づきにくい考え方だと思うので、ぜひ参考にしてみてほしいです。

受験生の皆様へ

今年は、新型コロナウイルスの影響で例年とは異なる状況下での受験になってしまいました。

この記事を書いている5/2時点では、緊急事態宣言が延長される見込みであり、なかなか収束までの道筋が見えません。

現時点では、8/18~20までが税理士試験のスケジュールと発表されていますが、新型コロナウイルスの状況次第では、日程が変更になってしまう可能性もあります。

受験生の皆様は、不安を抱えながら試験勉強をされていることと思います。

大変な状況ですが、気持ちを切らさずに頑張ってほしいです。

今年は、本当に税理士試験に合格したいのかが例年以上に問われる試験になると思います。

外出が難しく、自宅学習がメインになっている今、モチベーションを保てている受験生とそうではない受験生では、すでに大きな差がついているはずです。

なかには、勉強の進捗が遅れていると感じている受験生もいらっしゃるかもしれません。

そんな方にこそ、今の状況をチャンスと捉えてほしいです。

今は、さぼっている他の受験生をごぼう抜きできるチャンスです。

簿記は継続的に勉強をしていないと、すぐに感覚が鈍って問題が解けなくなります。

現時点で合格圏内にいても1ヶ月も勉強をさぼれば、成績なんてすぐに落ちます。

試験まであと3か月もあります。逆転合格は十分可能です。

ピンチをチャンスに変えてほしいです。