税理士受験生必見!電卓のコツ。電卓は左手と右手のどちらがおすすめ?

税理士受験生であれば、電卓をどちらの手で打つのがよいか一度は悩むものです。

いきなり結論ですが、電卓は左手打ち、右手打ちのどちらでも大丈夫です。どちらの手で操作するかよりも、どれだけ早く正確に打てるかの方が100倍大切です。

結論はどちらでもOKなのですが、それでもあえて私は、電卓の左手打ちを推奨させていただきます。税理士試験においては、左手打ちのメリットが、右手打ちのメリットよりも勝るからです。

税理士試験における電卓スキルの重要性

まずは、税理士試験における電卓の位置づけをみてみましょう。

税理士試験は時間との戦いです。特に簿記論は、圧倒的に時間が足りません。限られた時間の中で、いかにして解ける問題だけを解いていくかが合格の鍵になります。

税理士試験では、電卓の使用が認められています。膨大な量の数字を集計していく必要があるため、電卓がないとどうにもならないのです。

電卓での計算が早い人と遅い人では、解答スピードに結構な差が出ます。電卓を打つのが遅いからといって、試験に合格できないわけではありませんが、確実にハンデになります。

電卓での集計が遅かったり、打ち間違いが多かったりすると、試験中焦ります。計算の考え方は合っているのに、電卓で打ち間違えたために答えが合わなかったということもよくあります。

実務上は、Excelで計算してしまえば、電卓が苦手でも業務に支障はありません。しかし、税理士試験では電卓の使用しか認められていません。頼れるものは電卓しかないのです。

電卓は左手打ちがおすすめ

私は右利きですが、電卓は左手で打っています。

左手で打ち始めたきっかけは、左手の方がかっこいいから、左手で打つと右脳が活性化する気がするからという何の説得力もない理由なのですが、税理士試験においては、左手打ちで正解でした。

ちなみに私はCASIOの電卓を愛用しています。使いやすくておすすめですよ。

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左手打ちのメリット

左手で電卓が打てるようになると、右手でペンを持つことができるようになります。これが、左手打ちの最大のメリットです。

税理士試験では、電卓で集計し、答えをメモするという作業をひたすら繰り返します。ホームポジションは、左手が電卓、右手はペンを持ちながら問題用紙です。

右手でペンを持ち問題用紙の数字を確認しながら、左手でタッチタイピングにより電卓に入力していくことになります。このやり方が、一番早く正確に問題を解くことができる方法になります。

ポイント:早く正確に打てる。

右手打ちのデメリット

右手打ちには2パターンあります。

  • ペンを持たずに電卓を打つパターン
  • ペンを持ちながら電卓を打つパターン

ペンを持たずに電卓を打つパターン

右手でタッチタイピングによって電卓を打ち、答えが出たら電卓から手を離し、ペンに持ち替えメモするパターンです。

このパターンのメリットは、利き手でタッチタイピングできることです。ただし、練習すれば右手でも左手でも早く打てるようになるので、それ程メリットはありません。

このパターンでネックになるのは、電卓からペンへの持ち替えです。メモをする際に、電卓から手を離してペンを持ち直していると、時間のロスにつながります。

一回や二回であれば影響は少ないですが、何十回と繰り返すとなると影響は馬鹿にできません。何度もペンを持ち直していると手も疲れます。

ポイント:時間のロスにつながる。

ペンを持ちながら電卓を打つパターン

ペンを持ちながら電卓を打つパターンは、親指でペンを握りこむため、電卓を打つ際に親指が使えなくなります。

電卓は五本指でタッチタイピングするのが基本です。親指が使えないことにより、タッチタイピングができなくなります。

電卓の画面を見ながら打つとなると、問題が生じます。

目線のブレです。

問題用紙の数字を見て電卓に数字を入力する時に、目線が問題用紙と電卓の間で移動することになります。タッチタイピングでは、目線は常に問題用紙の数字にあるので、目線はブレません。

簿記論の試験はどちらかというと、勉強よりスポーツに近いです。その場で問題を考えているようでは勉強不足です。問題を見たら勝手に手が動いていくようでないと合格は難しいです。

反射神経が求められます。

スポーツにおいて目線がブレるのは致命的です。卓球でレシーブをする際、レシーブの構えとインパクトの瞬間で目線がブレていたらミスの元です。

このパターンは、数字の入力ミスが生じる危険性が、他の方法に比べ高くなります。

ポイント:入力ミスにつながる。

左手打ちを練習しよう

今までずっと右手で打っている場合は、あえて変更する必要はありませんが、右手でもタッチタイピングできていない人は、この際左手でタッチタイピングの練習をしてみましょう。

電卓は練習すれば早く打てるようになります。要は慣れです。私は右手で練習していないため、左手の方が早く打てます。

練習方法としては、実際の計算問題で慣れていくのが一番良いです。最初は時間がかかったり、ミスをしたりしてイライラすることもありますが、少しの間の辛抱です。

ゆっくりでいいので、電卓の文字盤を見ないで打つようにしましょう。文字盤を見ながら打っていると、いつまでたってもタッチタイピングできるようになりません。

PCのテンキーを使うときも、左手で打つようにしましょう。電卓とテンキーは似ているので、テンキーでの練習も効果があります。

タッチタイピングできるようになったら、スピードと正確性を高める練習に移ります。

私は、試算表を使って練習していました。

試算表の各項目を上から下まで足していき、合計欄の金額と一致するか確認していました。試算表を使った練習だと、仕事中に練習していても仕事をしているように見えるのでおすすめです。

最後に

受験生であれば、電卓をどちらの手で打つのがよいか一度は悩むものです。

電卓スキルで合否は決まりませんので、そこまで気にしなくて大丈夫です。電卓で悩んでいる暇があったら、一問でも多く問題を解いた方が合格への近道です。

とはいえ、やっぱり電卓は左手がおすすめですよ。

※ 当記事では、右利きの人を前提としています。左利きの人は、左手を右手と読み替えていただけますと幸いです。