人生で誇れることがあるとすれば、大切なことは全て自分で決めてきたことです。
今までの人生を振り返ってみると、いくつもターニングポイントがありました。
人生の分岐点に直面したとき、常に心掛けてきたことがあります。
大切なことほど自分で決めなければならないということです。
自分で決断してきたおかげで、34年間人を恨むことなく生きてこられています。
自分で決めることの大切さ
ありがたいことに、親や友人、先生など自分に対してアドバイスをしてくれる人はたくさんいました。
しかし、最終的には周りに何と言われようと自分で決めてきました。
自己中心的だったのかもしれませんが、自分の選択に責任を持つことができたので良かったと思っています。
自分で決めてきたことが、正しかったかどうかはわかりません。
よくない選択肢を選んでしまったこともあったでしょう。
でも自分で決めたことであれば、結果がどうであれ不思議と後悔はありません。
むしろ清々しささえあります。
私は、大学卒業後に銀行に就職することにしましたが、銀行を就職先に選んだのはおそらく失敗でした。
定年まで銀行で働いていくための実力や適正は、私には明らかにありませんでした。
銀行で働いていた3年間は、今までの人生の中で最も辛い期間でした。
しかし、後悔しているのかと言うとそういう訳ではありません。
まあ仕方がないかなと達観した気持ちになっています。
なぜなら就職先は、自分自身で決めたからです。
内定をもらったときは、本当にここに就職することに決めていいのか非常に悩みました。
悩んで悩んで悩みまくりました。そして就職することに決めました。
本気で悩み真剣に考えて決めたことなら、結果がどうであれ仕方ないと思うわけです。
自分で決めたことなら誰のせいにもできません。
これが、親によって決められた就職先だったとしたら、私は親を恨んでいたかもしれません。
人に決められたことだと、どうしても責任転嫁してしまいます。
本当に自分で決めてよかったと思っています。
人を恨んで良いことなんて一つもありませんからね。
自分の人生に責任を持つ
自分の人生は、自分自身でしか責任を持つことができません。
家族や友人、上司など自分に対して手を差し伸べてくれる人がいるかもしれません。
困ったときには助けてくれる人がいるかもしれません。
しかし、責任までは取ってくれません。
そもそも他人の人生に対して責任なんて取りようがありません。
私は昔から、自分自身の人生は自分で決めるものだと思い込んでいたのですが、どうやら世間ではそういうものでもないことに最近気づきました。
周りの話を聞いていると、進学先や就職先などを親の意向に沿って決めたという人が意外に多かったのです。さらには結婚という事例までも。
人に決めてもらった方が楽という人も中にはいるのかもしれませんが、私には衝撃的でした。
うまくいっているのであれば問題ないと思いますが、思い通りではない結果になったときはちょっと怖いです。
やり場のない感情はどこに向かうのでしょうか。
他人に決められたことに対して、恨んだりしないのでしょうか。
後悔しないのでしょうか。
私であれば他人を恨んでしまうことになるかもしれません。
やはり大切なことほど自分で決めないといけないと思います。
そうでないと、自分の人生に責任を持つことができません。
独立することも自分で決めた
私は現在、開業税理士として仕事をしているのですが、独立開業することも自分で決めました。
独立するにあたっては、人に相談することすらほとんどしませんでした。
賛成されても反対されても困るからです。
人から何と言われようと、どのみち独立するつもりでした。
それなら相談する必要もないなと思いました。
独立して成功する保証なんて何もありません。
新しいことに挑戦する場合、成功することよりも失敗することの方が多いです。
もし仮に事業が失敗した場合、人に後押しされて独立していたのならどういう気持ちになるのでしょうか。
責任も取れないくせに余計なアドバイスをしやがってと恨んだりしないでしょうか。
自分で決めると、責任は全て自分にあります。
こういうシンプルな感じが私は好きです。
失敗したら自業自得。全て自己責任というのが一番わかりやすいですよね。
これからの人生においても、いろいろなターニングポイントに直面すると思いますが、大切なことほど自分で決めるというポリシーだけは貫いていきたいです。
後悔だけはしたくないですからね。
後悔しない生き方をするためには、「自分で決める」ことしか方法はないと思っています。