税理士業務は、パソコンでの作業が必要不可欠です。パソコンで作業をする場合、ディスプレイの数は作業効率に大きな影響を与えます。
ディスプレイを増やすことのメリットは、作業領域が増えることです。作業領域が増えると、複数の作業を同時並行しやすくなります。
この度、パソコンのディスプレイを4画面体制にしました。4画面になるとどれくらい効率的なのかレポートしたいと思います。
パソコンを4画面にしてみた
今までは、パソコンのディスプレイは2つ、いわゆるデュアルディスプレイで作業していました。
2画面あれば困ることは余りないのですが、家に余っているディスプレイがあったため、せっかくなので有効活用しようと思い立ちました。
一気に4画面にしてみました。
メイン画面が31.5インチ、両サイドに24インチを縦置き、ノートパソコンが14インチという装備になっています。
作業スペースの関係で両サイドは縦置きにしています。ホームページを見る場合、縦置きの方が見やすかったりします。
画面が増えるとどうなる?
画面が増えるとどれくらい作業効率の向上を感じるものなのか、実際に使用して感じた印象をまとめてみました。
下図が比較表です。1つの画面で作業をしているときの作業効率を100としています。
ディスプレイ | 作業効率 |
1画面 | 100 |
2画面 | 200 |
3画面 | 280 |
4画面 | 300 |
画面の数が増えるにつれ、作業効率が上がっていきます。1画面から2画面へ増えたときが一番作業効率のアップを感じます。
その後も画面が増えるごとに作業効率のアップを感じることができますが、だんだん効果を感じにくくなっていきます。3画面と4画面を比べると、4画面の方が多少便利かなといった感じです。
人間の能力には限界があるため、画面が増えたからといって、そういくつも同時に作業できるものではありません。
4画面が限界のように感じます。5画面以上あっても普通の人では使いこなせないでしょう。
マルチディスプレイを導入しよう
パソコンの画面が1つしかない人は、今すぐAmazonでディスプレイを注文することをおすすめします。近年、ディスプレイの価格がかなり安くなってきているので、費用対効果は抜群です。
特にノートパソコンで作業をしている人は、外付けのディスプレイは必須です。外出先で作業をする場合は1画面でも仕方ありませんが、家やオフィスに戻って作業するときは外付けのディスプレイを使わない手はありません。
ノートパソコンの画面は大きくてもせいぜい15インチです。画面が小さすぎます。画面が小さいと作業効率が落ちます。
騙されたと思って24インチ以上のディスプレイを使ってみてください。世界が変わります。
おすすめは、31.5型WQHDディスプレイです「31.5型WQHDディスプレイのメリットについて【ViewSonic VX3276-2K-MHD-7レビュー】」。
2画面でも作業効率はアップしますが、できればもう1画面欲しいところです。3画面あればかなり快適になるので、ストレスは軽減されます。ストレスフリーで作業できるのは、非常に大きなメリットです。
4画面で税理士業務を行うとどうなるか
実際に税理士業務をする場合、4画面あるとどれくらい変わるのでしょうか。
これから法人税申告書を作成するとします。作業は、会計ソフトで会計上の数字を確認して、その数字をもとに申告ソフトに入力して法人税申告書を作成していくという流れになります。
4画面あると下記の情報を同時に表示することができます。
画面1:会計ソフト
画面2:申告ソフト
画面3:前期の法人税申告書(PDF)
画面4:国税庁のホームページ
画面の数が少ないと、これらの情報を確認するときに、いちいち画面を切り替えて確認しないといけなくなります。
税理士の仕事は、複数の資料から必要な数字を引っ張ってきて、一つの資料にまとめていくことが多いです。
また、税法の規定は細かいため、間違えないように取扱いをしっかり確認しながら作業を進める必要があります。
会計ソフトの数字を申告ソフトに入力するとき、もし画面が1つしかなかったら次のようになります。
- 会計ソフトで該当する金額を確認し、暗記する。
- 画面を切り替えて、1で確認した金額を申告ソフトに入力する。
- 画面を切り替えて、前期の法人税申告書の数字と比較して、当期の数字に違和感がないことを確認する。
- 画面を切り替えて、国税庁ホームページで念のため記載要領を確認する。
画面を切り替えながら作業をすると、ミスをしやすそうな気がしませんか?
数字を転記する際に、数字を覚えて入力しないといけないのは良くないです。
1つや2つであれば影響はないかもしれませんが、10や20もあったらそのうち間違えます。暗記しないといけないのは体力面でも消耗が大きいです。
画面が複数あれば、数字を見ながら入力することができるので、ミスをする確率を大幅に下げることができます。
税理士業務を例にしてみましたが、他の業種でも同じような感じだと思います。画面を切り替えないで作業できると、ミスを減らせるし、作業効率を上げることができます。
最後に
この記事を書いているときも、4画面あるとかなり快適です。ブログを書きながら、YouTubeを流して、画像を編集しつつ、天気予報を見るということができてしまいます。
画面を切り替えなくても作業できるのは気持ちが良いです。一度マルチディスプライを導入してしまうと、もう元には戻れませんね。